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MASHのリスクの有無について知りましょう

MASHは気づかれにくい病気ですが、特定の健康状態やリスク要因があると、発症する可能性が高まります。

肥満の予防と早期介入を阻む障壁の克服

MASHのリスクがあるか

MASHとともに生きる人々は増加傾向にあり1、日本の成人の4人に1人がMASHを含むMASLDであるといわれています2

MASLD(MASHの初期段階)がなぜ起こるのか、MASHへと進行する人とそうでない人がいるのはなぜかについては、まだ十分にわかっていません。十分にはわかっていませんが、家族歴、遺伝的要因、環境要因が関係しているかもしれないとされています3。また、MASHはアルコールをほとんど飲まない、まったく飲まない方でも発症することがあります3

MASHは、肥満や2型糖尿病がある人によくみられる疾患です。

  • BMIの上昇とともにMASHの有病率が増加します1
  • MASHを含むMASLDの3人に1人が2型糖尿病であるとされています4


下記はMASHのリスク要因です5

肥満

肥満または
過体重

糖尿病

2 型糖尿病
または 前糖尿病

高血圧

高血圧

脂質異常

脂質異常
(例:高コレステロール)

PCOS

PCOS(多嚢胞性
卵巣症候群)

家族歴

肝臓の脂質蓄積
または 線維化の
第一度近親者での家族歴

肝酵素

肝酵素の
持続的な上昇



健康診断の結果からわかる徴候⁶

MASHを早めに発見するために、健康診断などで測定されるALTは重要です。

肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、MASHを含めた慢性の肝疾患(肝炎など)は進行しても症状がみられないことが多くあります。顔色が悪い、お腹が張るなどの進行した症状で初めて肝疾患が見つかる人も少なくありません。しかし、肝臓の状態が改善できる、進行前に発見して、治療することが重要です。
早めに見つけるために、日本の肝臓を専門とする学会(日本肝臓学会)では、ALTに着目しました。ALTは肝臓が傷つくと血液中の値が上昇する血液検査値です。ALTの上昇から慢性肝疾患の発見につながることがあります。ALTが30を超える場合は、まずかかりつけ医に相談してみましょう。

より詳細な説明や、かかりつけ医に相談後の流れや検査などについては、下記サイトからご確認いただけます。



さらに学ぶ


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肝機能検査:
脂肪性肝疾患の診断

MASH(脂肪肝の病気)などの肝疾患を発見するための、主なバイオマーカーについて確認してみましょう。


参考資料
 
  1. 日本消化器病学会・日本肝臓学会 編:MASLD診療ガイドライン2026(改訂第3版)-代謝機能障害関連脂肪性肝疾患:南江堂, 2026, p6
  2. Fujii H et al.: Hepatol Res 53(11): 1059-1072, 2023 
  3. Juanola O et al.:Int J Environ Res Public Health 18(10):5227, 2021
  4. Fujii H et al.:Clin Gastroenterol Hepatol 21(2):370-379, 2023 
  5. EASL, EASD, EASO:J Hepatol 81(3):492-542, 2024 Younossi ZM et al.:J Hepatol 71(4):793-801, 2019
  6. 日本肝臓学会ウェブサイトより (https://www.jsh.or.jp/medical/nara_sengen/iryou.html)(最終アクセス2026年2月)
JP26SN00014